燕の巣エキスの成分「シアル酸」とまとめ

健康のこと

こんにちは。

本日もご訪問いただきましてありがとうございます。

さて。

本日は燕の巣の成分のシアル酸のこと、そして約9回に渡りお話させていただいた燕の巣についてのお話の締めをさせていただきたいと思います。

成分のお話に入る前に2回ほど糖鎖のことについてお話ししています(詳しくはそちらをご覧下さい)が、

簡単にいうと、糖鎖とは細胞ひとつ一つの周りにぐるりとくっ付き、細胞同士や細胞内へ情報伝達をしている、人が健全な生命活動を行う上で大変重要なものであります。

その中でも、細胞の多くの糖鎖の先端でマイナスイオンとして存在するシアル酸は、とくに重要なものであることがわかっています。

がしかし、その複雑な構造ゆえに、歳とともに段々と作られにくくなり、その結果として身体が老化したり、免疫力が低下していく原因のひとつになっているようです。

そのようなシアル酸は、人の唾液や牛乳、卵、母乳、ローヤルゼリー、燕の巣などに含まれており、人の唾液を1とした場合、牛乳は20倍、ローヤルゼリーは50倍、母乳(とくに初乳)は150倍、そして燕の巣には11000倍も含まれているようです。

なんとローヤルゼリーと比べてみても約200倍ものシアル酸です!

母乳にたくさん含まれるという時点で、赤ちゃんの免疫と成育には必要不可欠なものであることを証明されている訳でありますが、実際にシアル酸は新生児の未熟な免疫を補ったり、ウイルスなどに対して免疫防御作用を担って下痢や感染症を防ぐ役割をしているようです。

またシアル酸は人の脳や中枢神経に特に多く含まれていて、またそれは乳幼児が最も多いと言われているそうで、これより、シアル酸が脳の発達にも非常に大きな役割を果たしていることがわかります。

実際にラットを用いた実験でも学習能力が向上することがわかっているようです。

またシアル酸はそれぞれの糖鎖の先端でマイナスに帯電することにより活性酸素に対抗し細胞を守ったり、血管内では各細胞のシアル酸のマイナスイオン同士が反発しあう結果、血流がよくなったりする効果もあるようです。(リニアモーターカーの原理です)

シアル酸だけでなく糖鎖にも目を広げると、燕の巣にはシアル酸を含む6種類の糖鎖を構成する、単糖が含まれており(残りの2種類は普通にごはんを食べていれば補給できる単糖です)、燕の巣は糖鎖食品であるとも言えます。

※糖鎖食品とは、糖鎖栄養素と呼ばれる8種類の単糖類を豊富に含んだ食品のこと。

燕の巣は日本では医薬品ではなく、あくまでも食品として販売されていますが、ここまでお話ししてきましたように、中国では薬であり、様々な効能効果があることが立証されています。

私がここまで長々と燕の巣についてお話ししてきましたのは、単に美容にいい!とされている燕の巣は、実は人間の土台を支えてくれる、とても重要かつ素晴らしいものなのであるということを、ひとりでも多くの方に知っていただきたいということに他なりません。

希少で貴重ゆえ大変高価なものであります。それゆえ偽物や粗悪なもの、あるいは雀の涙程度にしか入っていない燕の巣商品が出回っていると聞きます。ご利用になられる際にはくれぐれも、流通ルートがはっきりとした本物のものをご利用になってください。そうすれば、高い買い物にはならないことを実感していただけると思います。

以上、9回に渡り、長々と燕の巣に関連することをお話ししてきました。専門用語を使わざるを得ない時もありましたが、それはすっ飛ばしていただいても全くかまいません。

私がこの歳になるまで約20年に渡り、心身の健康を支えてもらった燕の巣のことを、自分の頭の中でも一度きっちり整理しておきたかったのも、ちびちび書き連ねた理由です。お付き合いありがとうございました。

次回からはまた徒然なるままに~お話ししていきたいと思います。

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