こんにちは。
本日もご訪問いただきましてありがとうございます。
本日は東洋医学の、おもに鍼灸やマッサージ、お灸などでよく用いられる言葉、「ツボ」、「経絡」についてのお話です。
少し前に、NHKの特集で東洋医学についてのことを放送していました。ご覧になった方もあるのではないでしょうか。
昔から、これらのツボや経絡を用いての治療は、経験的に効果が実証されていますが、今はそれが科学的に証明されているようです。
番組でもいくつかの例をあげて、そのメカニズムを説明していました。
さてさて。そんなお話を始める前に、そもそもツボ、経絡とは? そこからですね。
まず。
経絡とは身体の深部の臓腑から、身体の表面の皮膚に至るまで、身体中、縦横に張り巡らされている「気血」の通り道のことをいいます。
縦に通る「経脈」とその経脈から、枝のように伸びる「絡脈」からなり、これらをまとめて「経絡」といいます。
また、東洋医学でいうところの六臓六腑に繋がっている12本の経脈と、それらと密接に連携しあっている、身体の前後の中心線を走る2本を合わせ、合計14本が主な経脈とされています。(それぞれに名前がついていますが、ここでは省略させていただきます。お知りになりたい方はこきあ相談薬店まで。……ではなくとも、ググっていただければ直ぐに出てきます。)
その経絡上にある、押すと凝りや痛みを感じるような敏感な場所がツボのことで、東洋医学では「経穴」と言います。
ツボは気の出入口とされていて、臓腑の不調が初期に現れる場所でもあります。
ツボを刺激することで経絡上の気血の流れがよくなり、さらにはそこに繋がっている臓腑の気血の流れがよくなり活性化する結果、不調が改善していくということです。
と、少し専門的なお話になってしまいました。
イメージ的にはバスの路線の系統が経絡で、バス停がツボといった感じでしょうか?!
とにもかくにも、同じ系統にある身体の部分であれば、遠く離れた場所からでも遠隔操作が出来てしまう訳ですね。人間の身体は。面白いですね。
と、ここまできてようやく、本日の核心部分に近づいてまいりました。
昨日のInstagramに、
「胃の経絡はフェイスラインに、大腸の経絡はほうれい線あたりに走っているので、冷たい物を摂り過ぎて、胃腸が弱ると顔がたるみますよ~」
といった内容を投稿しました。
実は、これは本日の経絡に関連したお話でした。
そもそも胃腸が冷えると、「気血」を生み出す力が落ちて、「気」の持つ働きの一つである「ホールド力」(=固摂作用)や動かす作用(=推動作用)が低下してしまうので、
気血が経絡に巡らなくなり、経絡にまつわる臓腑の働きが低下してしまう。
ということであります。
顔のたるみが気になる方は、胃腸をいたわることが、まず先決!!な理由はこのようなことからです。
そして、気になる所に相応するツボを刺激してあげると、たるみ知らずのお顔になりますよ😊
こきあ相談薬店では、具体的なたるみ予防のツボなどをお伝えしておりますので、ご興味のある方は当店までお問い合わせください。
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