こんにちは。
本日もご訪問いただきましてあありがとうございます。
さて。
本日は、前回までの燕の巣エキスのお話を進める前に、まず糖鎖のお話しをしたいと思います。
糖鎖のことを知っていただけると、より燕の巣エキスのことが理解していただけるようになるからです。
まず。
そもそも糖鎖とはなんぞや?!そこからですね。
糖鎖とは、核酸(DNAやRNA)、たんぱく質に続く、第3の生命の鎖と言われている物で、
私たち人間の約37兆個の細胞の、その細胞ひとつ一つの周りぐるりを(あたかも森の如く)覆っている物です。
細胞のたんぱく質と繋がり「糖たんぱく質」として存在しており、細胞一つにつき、500~10万もの糖鎖が存在していると言われています。これが、森の如くと言われる所以です。
その糖鎖は8種類の単糖から構成されていますが、結合している単糖の種類、その結合位置、その分岐によって性質が変化するなど、情報が複雑かつ膨大すぎるゆえ、それらの構造及び機能の解析は非常に難しくまだまだ解明できていないのが現実です。
しかし、細胞外の情報をキャッチし細胞内へ伝達するというアンテナの役割をしたり、細胞同士のコミュニケーションのツールとなり、人の免疫、発生、神経機能、老化、感染症、癌化、認知症などなど、個体から細胞レベルまで数多くの生命活動に関わっていることはわかっています。
一例ではありますが、タミフルなどは糖鎖を標的とした医薬品ですし、癌などの抗体医薬品の中には糖鎖の構造を変えることにより効果が100倍にもなったものもあるようです。
このように糖鎖が解明されていくことにより、各種疾患の理解が進み、それに対する治療法であったり、予防法であったりが確立されていくことに繋がったり、あるいは、健康体であれば、健康維持、老化予防のための情報を得ることが出来るようになります。
これほど糖鎖とは人にとって大切な物なのであります。
長くなりましたので、本日はここまでにしておきます。
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